こんにちは、ぽんままです。
中学受験で中堅校合格を目指すなら、親と子どもがそれぞれ読んだほうがいい本があります。
わが家は高い塾に通わず、市販教材と「読む学習」で土台を作り、合格に近づけました。
この記事では、親が受験全体像をつかむための本と、子どものやる気を引き出す本を、実体験と使い方とあわせて紹介します。
なぜ「受験前に本を読む」ことが大事なのか
中学受験と聞くと、まずは「塾選び」や「問題集探し」に走りがちです。
でも、受験の成否を左右するのは、意外にも受験の全体像を知ってから動けるかどうかです。
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どんなスケジュールで進むのか
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家庭は何をサポートすべきなのか
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子どものやる気が下がったとき、どう立て直すのか
これらを知らずに突入すると、学習計画が迷走し、親子ともに消耗します。
まずは「知ってから動く」ことが、合格への第一歩です。
読んだほうがいい本【親向け】
『中学受験は親が9割』——全体像と心構えを最初に手に入れる
最初の一冊は「合格までの全体像」と「家庭の役割」がつかめる本にしてください。
私のおすすめは 『中学受験は親が9割』 です。
中学受験というと、どうしても“子どもの努力”や“塾の指導”に注目しがちですが、この本を読むとよくわかります。
著者の佐藤亮子さんは、4人のお子さま全員を難関校に合格させたお母さまで、机の配置、生活リズム、日々の声かけ、塾との連携、テスト後の振り返り方まで、今日からできる実践方法を惜しみなく紹介しています。
読んで得られること
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「親が焦らないための心構え」がわかる
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受験期の生活ルールをどう整えるかが具体的に見える
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子どもへの声かけ例がそのまま使える
タイトルの「親が9割」は少し大げさに聞こえるかもしれませんが、読み終えるころには「確かにそうだ」と納得できます。
読んだほうがいい本【子ども向け】
『金の角持つ子どもたち』——物語でやる気の火をつける
「お子さまが中学受験を考えているなら、ぜひ読んでいただきたい」のが 『金の角持つ子どもたち』 です。
物語の主人公は、小学6年生のサッカー少年。
あるきっかけで中学受験を目指すことになり、勉強と部活の間で揺れる心情が丁寧に描かれます。
同年代の主人公なので、受験生のお子さまはすぐに感情移入できます。
この本の良さ
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「努力する意味」が押しつけではなく自然に伝わる
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読み終わるころには「やってみよう」と前向きな気持ちになれる
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読書が苦手でもテンポ良く読み進められる
また、親の立場や気持ちも描かれているため、親子で同じ本を読んで感想を話すという使い方もおすすめです。
受験期は勉強の話ばかりになりがちですが、この本があれば会話が自然と増えます。
読むときのポイント
1. 一気に読まず、付箋を貼りながら読む
気になったページには付箋を貼りましょう。あとで見返すことで、内容が実践につながります。
2. 読んだらすぐ1つ実行する
完璧を目指さず、「できることを1つ」だけ始めるのがおすすめ。小さな一歩が続けやすさにつながります。
3. 子どもと同じ本は親も読む
同じ本を読むことで感想や気づきを共有できます。受験期の孤独感を減らし、親子で励まし合える関係を作れます。
まとめ
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親はまず「全体像」と「家庭の役割」がわかる本を読む
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子どもは「努力する意味」を物語で自然に感じられる本を読む
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読んだらすぐ小さく実践することで、合格への道が開ける
わが家の場合も、正しい順番で本を読み、行動に落とし込んだことが、中堅校合格につながったと感じています。
中学受験は長期戦ですが、スタート時に読む一冊が、その後の親子の道しるべになります。
迷っている方は、まずこの2冊から始めてみてください。
次の一歩は、行動につながる準備です
今回ご紹介した内容を日々の学習に落とし込むには、使う教材や勉強法を具体的に決めることが大切です。
わが家でも実際に試して効果を感じた教材や活用法を、学年別・科目別にまとめています。
知識を得たら、あとは動くだけ。
今日からの一歩が、半年後・一年後の大きな成果につながります。