中入試の直前に小学校を休んだわが家のはなし

わが家では、入試前のラスト1か月を小学校を休んで勉強に集中しました。

息子が本格的に勉強を始めたのは小5の12月。
だから勉強期間は実質1年ほどしかなく、不安もいっぱい。

そこで、最後の1か月は「合格への総仕上げ」として集中的に取り組むことにしたのです。

この記事でわかること
  • 学校を休むかどうかの判断ポイント
  • 学校や友達への上手な伝え方
  • 休んでいる期間に取り組んでよかったこと
目次

中学受験でわが家が小学校を休むことを決めたとき

噂では「入試前に学校を休む子もいる」と聞いたことがありました。
でも、うちの場合はどうしよう?
――そう思って、まず息子に気持ちを聞いてみました。

  • 勉強量って足りてると思う?
  • 合格する自信あるかな?
  • 自分はどうしたい?

出てきた答えは「学校を休みたい」というものでした。その理由は「まだ自信がないから」。

この中学受験、どんな結果になっても後悔してほしくない——そう思い、私は学校を休ませる決断をしました。

ただ休むだけではダラダラしてしまうので、息子とルールを決めました。

  • 勉強はきちんと計画通りに
  • ゲームは1時間まで
  • 就寝は22時までに
ぽんまま

息子は勉強をがんばると決めました。でも親としては「体調が万全であること」が一番大事!生活リズムを崩さず、本番に備えることを第一に考えていました。

入試直前。休む期間はどのくらいが適切?

息子は「学校には行きたい。でも合格のためには休まなきゃ…」という思いでした。

私も「学校での経験は家では教えられないから、できれば通ってほしい」と思っていたんです。

そこで、受験に必要な「最低限の期間」だけ休む、という結論にしました。

実際にどうやって休む期間を決めたのか。ぽんままの場合は?

この記事でもお話ししたように、わが家はスケジュールを組んで勉強を進めてきました。
だから、出題頻度の高い範囲は一通り終えていて、大きな抜けはありませんでした。

それでも、苦手な単元やよく出る分野など「まだまだやること」は残っていました。
だからまず全部書き出して、そこから逆算して時間配分を考えるようにしました。

ぽんまま

全部やろうとするんじゃなくて、「最低限+ちょっとだけ」でOK!これが入試直前の受験勉強のコツです。

「中学受験のために小学校を休む」ことを先生や友達に伝える

休む前に担任の先生と相談して、宿題や連絡の受け取り方法も決めてからお休みに入りました。

学校への連絡と配慮

学校には早めに、シンプルに伝えました。

ぽんまま

入試前のため、〇月はお休みします。宿題は家で進めます。連絡物は保護者が受け取りに行きます。

家庭の事情を細かく話す必要はなし!大事なのは、先生が困らないよう段取りを一緒に決めることです。

うちの場合は受験することを学校に伝えていたので、状況はわかってもらえていました。
担任の先生は前向きに受け止めてくれて、校長先生からは「がんばれよ受験生!」とエールまで。

息子にとって「みんなが応援してくれてる!」と感じられる、特別な経験になりました。

友だちへのひとことも大切

友達にはこのように伝えました。

ぽんまま

「今月は受験でお休みするね。終わったら遊ぼうね。」

最初こそ友達はびっくりしていましたが、「がんばれよ!」と声をかけてくれる子も多く、息子もとても嬉しそうでした。

いろんな考え方があると思いますが、小学校の友達はこれからも大切な存在です。
ごまかしたり黙って休んだりせず、息子の場合「正直に伝えたこと」が正解でした。

別々の中学校に進んだ今でもよく遊んでいて、息子から友達の話を聞くと、その成長ぶりがとてもほほえましく感じます。

中学受験のため小学校を休んで取り組んだことースケジュール管理ー

まずは大枠のスケジュールを決めて、そのあと小さなタスクをセットするイメージで進めていきました。

▼わが家の大枠スケジュール

最初の3週間苦手単元+強化単元
最後の1週間全体

最初の3週間

とにかくもう時間がないので、「やること」「やらないこと」を明確にします。

STEP
出題傾向と自分の状況を把握する

過去問に出題傾向が掲載されていますので、そこに息子の勉強の状況を書き込みました。

自身あり
自信なし
(勉強する)
過去出題なし
(捨てる)

出題傾向を確認する際、わが家では東京学参の過去問を使っていました。

STEP
勉強の優先順位を決める

わかりやすいように「優先順位」マークをつけました。

大問あり
過去3年以内に出題
それ以外
STEP
3週間で完結するスケジュールを決める

単元名だけでいいので、カレンダーなどに書き出しました。

ぽんまま

苦手部分は「スタディサプリ小学講座」を活用して1.5倍速で視聴⇒「自由自在 問題集」で演習の流れで対策しました。

最後の1週間

やり方は「過去問→間違えた単元を復習」のくり返し。1日で1〜2年分をこなすくらいのスピード感でした。
でも、焦っても逆効果。
間違いは「のびしろ!」と思って、地道にコツコツやるのが正解です。

ぽんまま

入試の直前まで勉強するということは、そこまで知識を増やせるんです!今まで頑張ったのだから、最後までやり切りましょう!

中学受験のため小学校を休んで取り組んだことーメンタルケアー

入試直前、息子はさすがに不安そうな顔を見せることも。でも、それだけ本気でがんばっている証拠でした。

気持ちに振り回されすぎないよう、ちょこちょこ休憩やリフレッシュを入れるように工夫。

そのおかげで勉強も集中できたし、「学校を休んでいる特別感」も楽しめて、見ていても充実した1か月だったなと思います。

ぽんまま

勉強ばっかりしてたら、さすがにメンタル崩壊…なんてこともありえたと思います。
でも大事なのは「合格が目的、勉強はその手段」ってこと。だから意識してリフレッシュできる時間を作って、メンタルを整えるようにしていました。

体を動かす
ガッツリ運動じゃなくて、買い物で歩いたり、ラジオ体操をふざけてやったり、「見えない敵と戦うごっこ」で爆笑したり…。楽しく笑いながら体を動かしてリフレッシュしました。

おやつタイム
「10時と15時はおやつ!」と決めていました。学校じゃおやつは出ないので、息子は大喜び。
体にいいかどうかは関係なし!ポテチ、チョコ、雪見だいふく、みたらし団子…好きなものを食べて元気になればそれでOK。

アニメタイム
アニメ好きな息子は、もちろん「アニメタイム」をしっかり確保。
学校にいるときより勉強時間は多かったのに、頑張れたのは「アニメが見られる!」という楽しみがあったからこそかもしれません。

実際に休んだ感想

結果的に言えるのは、「休んでよかった!」ということ。
休んでなかったら、合格は本当に難しかったかもしれません。

ラスト1か月、息子はとにかく全力。
わかるまで工夫して勉強し、納得いくまで粘り強く取り組んでいました。

試験が終わって「どうだった?」と聞いたら、「だめかもしれない」と不安そう…。
本当はご飯を食べて帰る予定でしたが、その顔を見て家に直行し、すぐに自己採点しました。

結果はギリギリ合格だったと思います。でも、短い1年間の勉強期間を最後の1か月で一気に加速させたからこそ、合格をつかみ取れたのだと思います。

まとめ

  • 学校を休む理由=「合格のため」!
  • やる/やらない、捨て単元を先に決める
  • 学校へは早め&シンプルに相談
  • 志望校の出題傾向 × 苦手分野で優先順位をつける
  • 計画表で見える化&リフレッシュタイムも確保

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