少しでも金利が低いカードローンを契約したい…!

ねぇ聞いてよ!すごい低金利のカードローンを見つけたんだ!なんと、最低金利「年2%」で借りられるんだって!



ちょっと待ってブタちゃん!「最低金利」だけで選んじゃダメ!
- 低金利の真実
- 自分に合ったカードローンの選び方
- 利息をできるだけ減らす方法
はじめに|カードローン選びで失敗しないために
この記事では、はじめてカードローンを選ぶ人が迷わず判断できるようになる「3つのポイント」を、現役銀行員でありローン担当でもある筆者が、わかりやすく解説します!
ポイント① カードローンは『上限金利』の低さで選ぶ





まず知るべきなのは、カードローンを「最低金利」で契約できるのはとても珍しいということ。
特に以下に該当する方は、最低金利での借り入れは難しいです。
- 年収が低い~普通
- 勤続が短い
- 他社に借入が複数ある
カードローンに限らず「ローン」は「信用の高い人」には最低金利での承認がでやすいですし、「信用の低い人」には上限金利での承認が出やすいです。
だからこそ、上限金利が低いカードローンを選択することをおすすめします!
最低金利で承認がでるお客さまって「医者」「弁護士」が多いような・・。
筆者の個人的な感想です!
ポイント② カードローンの「借りやすさ」と「低金利」は両立しない





金利が低くて、審査もゆるくて、即日借入できるカードローンどこかに落ちてないかな~。



そんな都合のいいカードローン存在しません!
金融機関 | 金利 | 審査 | スピード |
---|---|---|---|
銀行 | |||
消費者 金融 |
上記のように、銀行と消費者金融では特徴が異なります。
- 時間がかかってもいから低金利がいい
⇒「銀行のカードローン」がおすすめ - 一刻も早くお金が必要
⇒「消費者金融のカードローン」がおすすめ
消費者金融は自社で審査を完結できますが、銀行は「金融庁の規制+保証会社審査+銀行審査」といった複数の工程を経るため、どうしても時間がかかります。
裏を返せば、それだけ丁寧に審査を行っているからこそ、銀行のカードローンは消費者金融に比べて低い金利で提供できるのです。
ポイント③ カードローンの利息を少なくする方法


利息を減らす一番の方法は、とにかく「元金を早く減らす」ことです。
そのためには、まずカードローンの返済方式を正しく理解しておきましょう。
カードローンの返済方式
カードローンは「残高スライドリボルビング方式」を採用している商品が多く、借入残高が減ると毎月の返済額も下がる特徴があります。



返済が進むと毎月の返済額が減るだね!ありがたいわ~!



ブタちゃんちょっと待って!返済額が減るって、実は怖いことなのよ!
一見「負担が軽くなった」と思えますが、実は利息ばかり払って元金がほとんど減らない状態が長く続くことに…。
実際の利息を計算してみましょう!
≪条件≫
・借入額:80万円
・金利:年13.8%
・残高スライドリボルビング方式
(月1万5,000円返済)
≪とある月の返済内訳≫
返済額 | 元金 | 利息 |
---|---|---|
1万5,000円 | 5,800円 | 9,200円 |



1万5,000円を返済しても元金は「5,800円」しか減らないんだよ。なかなか返済が終わらない理由わかったかな?



なんと…。毎月頑張って返済しても半分以上は利息だったんだ!
任意返済を活用して、支払う利息を少なくする
ボーナスや臨時収入があったときには、積極的に「任意返済」を活用しましょう!
毎月の「約定返済」(必ず払う最低返済額)とは別に、利用者が任意のタイミング・金額で追加返済できる仕組み のことです。



難しいよ…。どうして任意返済すると支払う利息がすくなくなるの?
自分のペースで追加の返済ができる
- 毎月の返済額が1万円だったとしても、余裕がある月に追加で返済できます。
- この追加分はすべて「元金の返済」に充当されるので、利息が一気に減ります。
利息軽減の効果が大きい
- 利息は「残高 × 金利 × 日数」で計算されるため、元金を早く減らせば、以降の利息も少なくなります。
- 例えば:80万円を年利13.8%(毎月の返済額1万5,000円)で借りた場合↓
返済 | 返済期間 | 総利息 |
---|---|---|
任意返済 なし | 約7年間 | 約44万円 |
任意返済 あり (年10万円) | 約4年間 | 約25万円 |



任意返済すると、返済期間も利息も半分くらいになったね!カードローンの利息を少なくする方法、理解できたかな?



少額でも任意返済すれば「元金」を減らせて、その分利息もかからなくなるんだね!
まとめ|ローン担当が教える「後悔しないカードローンの選び方」
- 広告の最低金利に惑わされない
- 借りやすさ重視なら消費者金融
- 金利を重視するなら銀行
- 返済方法をしっかり理解して利用する
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