友達がきっかけで「普通の塾」に通い始めた春
小学5年の春。うちの子は、中学受験を意識する前に「友達が通っていて楽しそうだから」と言って、近所の個別指導塾に通い始めました。正直、まだ“受験”は親も本人も考えておらず、週に2回くらい、学校の勉強を補うくらいの感覚でした。
でも今思えば、このとき「勉強する場所」として塾に慣れておいたことが、受験を決めたあとの切り替えに大きく役立った気がします。
冬、本人の口から出た「中学受験したい」のひとこと
その年の冬。「中学受験してみたい」と言い出したのは、まさかの本人から。理由を聞くと「もっと勉強してみたい」「中学で新しいことに挑戦したい」と、意外としっかり考えていたようです。
親としてはびっくりしましたが、自分で決めたことなら応援しようと思い、すぐ塾の先生に相談。そこから受験モードに切り替えていきました。
塾を変えずに中学受験コースへ切り替え
通っていた塾には「中学受験対応コース」があり、そのまま塾を変えずに移行できました。5対1の個別指導スタイルで、苦手なところはじっくり、得意なところは効率よく進められるのが良かったです。
個別指導ならではのメリット
- 質問がしやすく、わからないまま進むことがない
- 既に慣れた環境なので、不安なく切り替えられた
- 得意科目(算数や理科)はどんどん先に進められた
短期集中でも間に合った理由
冬スタートということで、やはり周囲の受験生との差は感じました。でも、本人は「あと◯ヶ月しかない」と逆に集中力が増したようで、勉強の密度がかなり濃くなりました。
朝学習の時間を作ったり、模試→復習→演習をひたすら繰り返したり、あっという間に「受験生の顔」に変わっていったのを覚えています。
短期集中のメリット
- 時間が限られているぶん、無駄がなく効率的
- 本人にとって「受験のスイッチ」が入りやすかった
- 得意な単元を軸に、勉強への自信もついてきた
母子家庭でもやれた!家庭のサポート
母子家庭で仕事も忙しく、毎日のサポートは大変でした。でも、朝夜の声かけ、教材のコピー、スケジュール管理など、できることを地道に続けました。
とくに、塾の自習室をフル活用できたのが大きかったです。家では集中できない日も、「塾=勉強する場所」として使っていたのが良かったと思います。
まとめ:スタートの遅さより、“本気になるタイミング”
振り返れば、うちは特別な塾でも、早期スタートでもありません。でも、「今の塾でやる」と決め、「あと少しの期間を本気でやる」と覚悟したことが、結果に結びついたと思います。
子どもの気持ちを尊重しつつ、家庭でできるサポートを続けていれば、冬スタートでもしっかり間に合います。迷っている方の参考になれば嬉しいです。