【中学受験】夏休みにやるべき国語の基礎力アップ法!家庭でできるおすすめ教材も紹介
夏休みは、国語の「土台」をしっかり整えるチャンス。特に、読解力や語彙力に不安があるお子さまにとっては、毎日の積み重ねが大きな差になります。
今回は、中学受験に向けた「国語の基礎力」をこの夏にどう伸ばせばよいか、親として実際に取り組んだこと・役立った教材とあわせてご紹介します。
国語の「基礎力」って何?
中学受験における国語の基礎力とは、以下の3つが中心になります。
- 語彙力(言葉の意味、慣用句、ことわざ)
- 文法・品詞理解(主語・述語、接続詞など)
- 読解力の型(要点把握、理由・心情の読み取り)
これらは、難しい読解問題を解くための“土台”になります。逆にこの基礎が不安定だと、テクニックだけでは得点が伸びにくくなります。
夏休みの国語学習|おすすめの進め方
夏休み中は、「毎日コツコツ」を意識したスケジュールがポイントです。以下のようなバランスで組むのがおすすめです。
1. 毎日の語彙チェック(10分程度)
ことばの意味、慣用句、四字熟語など、短時間で取り組める語彙ドリルを活用。カード型教材やアプリも◎。
2. 読解問題に触れる(20〜30分)
説明文・物語文を交互に解き、問いのパターンに慣れていく。設問を先に読む、本文に線を引くなど「読み方の型」を意識させると効果的です。
3. 親子で音読&対話(5〜10分)
読み上げることでリズムや意味のつかみ方が自然に身につきます。音読後に「どう感じた?」「筆者は何を言いたいと思う?」といった会話も◎。
わが家で役立ったおすすめ教材
ここでは、我が家で実際に使って効果を感じた「基礎力アップ」に役立つ教材をご紹介します。
① ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集
主語・述語・指示語など、文の構造を徹底的に理解させてくれる良書です。「なんとなく読んでた子」が文章を構造的に見るようになりました。
おすすめの子: 文法や接続語の使い方があいまいな子
得られる効果: 読解問題に必要な“文の骨組み”が自然に理解できるようになります。
② 中学入試基礎ドリ 国語シリーズ
語彙や文法、短文読解などをテーマ別に集中練習できるシリーズ。1冊あたりの分量もちょうどよく、夏休みにピッタリです。
おすすめの子: 語彙・文法・漢字の基礎からコツコツ積み上げたい子
得られる効果: 国語の基礎全般を短期間で網羅的に復習できます。
③ スタディサプリ(国語)

映像授業で読解の“型”を学べる点が最大のメリット。特に説明文の読み方・選択肢の選び方などを講師が丁寧に解説してくれます。
おすすめの子: 自宅学習メインで取り組みたい/読解問題が苦手な子
得られる効果: 読解のコツを「耳と目」で学ぶことができ、文章への苦手意識が薄れます。
注意点|やりすぎない、焦らない
夏はつい「たくさんやらなきゃ!」と焦って詰め込みがちですが、国語は“蓄積型の科目”。急に結果が出るものではないため、日々の積み重ねと会話が大切です。
「読めた!」「わかった!」という実感を大切にして、ペース配分を守りながら学習を進めましょう。
まとめ|夏に国語の「土台」を固めると、秋以降が変わる!
国語は一朝一夕で成果が出る科目ではありません。でも、夏休みに語彙・文法・読解の型を丁寧に身につけることで、秋以降の実力テストや模試でじわじわ結果が出始めます。
「国語が苦手…」と思っているお子さまこそ、ぜひこの夏の間に土台づくりを。ご紹介した教材や方法も、ぜひ参考にしてみてくださいね。