【中学受験】計算が得意な子にこそ使ってほしい!下剋上算数【基礎編】レビュー

【算数】中学受験の教材


下剋上算数とは?

『下剋上算数【基礎編】』は、桜井信一さん監修のもと馬渕教室が編集した、中学受験に向けた“計算力養成特化型”の教材です。1日10問×100日構成で、シンプルな計算練習をコツコツ積み重ねていく内容。
息子がこの教材に出会ったのは、小学6年生の夏直前。計算は得意だったものの、「スピードが遅くてミスが多い」という悩みがあった頃でした。

特徴|“戦える計算力”を身につける構成

この教材の最大の特徴は、計算を速く・正確に・工夫して解く力を徹底的に鍛えられる点です。
分数や小数の変換、約分の見抜き、繰り返しパターンなど、中学受験で頻出の計算トラップに対する“技術”を身につけることができます。

また、1日10問のシンプル構成で負担も少なく、朝学習などのルーティンに最適です。

どんな子におすすめ?

  • 計算はできるけどケアレスミスが多い
  • 応用問題になると時間が足りなくなる
  • スピードと正確さを両立させたい
  • 毎日の朝学習などで習慣化したい子

得意だからこそ「伸ばせる余地がある」お子さんに、特におすすめです。

わが家の実体験|朝学習にぴったり!

わが家では、朝ごはんのあとに10分だけこの教材に取り組む習慣をスタート。
最初は「簡単すぎる」と言っていた息子ですが、3週間後には明らかにスピードと正確性が向上しているのを感じました。

特に驚いたのは、模試の算数で計算ミスが減り、得点が安定したこと。「時間が余ったから見直せた」と本人も話しており、基礎力の底上げを実感しました。

得られる効果

  • ケアレスミスの減少
  • 計算処理のスピードアップ
  • 複雑な計算を分解して考える力
  • 応用問題での時間確保と得点安定

「計算が得意=完璧」ではないことに気づかせてくれる教材でした。

購入前に知っておきたいこと

  • 見た目は地味。楽しさは少ないので目的意識が必要
  • 内容はあくまで“基礎”中心。難問対策は別教材で
  • 最後までやり切ることが最大の価値

家庭学習の中で「継続する仕組み」を作ると、より効果的です。

まとめ|計算力の“底力”をつけたいなら

『下剋上算数【基礎編】』は、計算に苦手意識がある子よりも、計算が得意な子のスキルをもう一段階引き上げたいときに最適な教材です。

派手さはありませんが、地味にすごい。
わが家の息子にとっても、受験直前期において算数を安定得点源に変えてくれた“縁の下の力持ち”的な1冊でした。

朝学習や家庭でのルーティンに、ぜひ取り入れてみてください。


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