【中学受験】夏休みにやるべき算数の基礎力アップ法!家庭学習におすすめの教材も紹介

【算数】中学受験の教材


【中学受験】夏休みにやるべき算数の基礎力アップ法!家庭学習におすすめの教材も紹介

中学受験において算数は得点源にも、つまずきの元にもなる教科。特に夏休みは、「基礎の定着」に集中する絶好のチャンスです。

今回は、わが家の体験をもとに「夏にやるべき算数の基礎学習」と、実際に使って良かった教材をご紹介します。

中学受験における“算数の基礎力”とは?

算数の「基礎力」とは、ただの計算練習ではありません。以下の3つの柱を意識することが大切です。

  • 基本的な計算力(速く・正確に)
  • 基礎的な解法パターンの理解(割合・図形・単位変換など)
  • 文章題の読解力と式の立て方

これらは、難問に取り組むための“土台”です。土台がぐらついていると、応用問題に進んでもなかなか得点につながりません。

夏休み中の算数学習|基本スケジュール例

わが家では、算数の学習を以下の3ステップに分けて進めました。

① 計算練習(毎日10〜15分)

まずは四則演算、分数・小数の計算、割合の基本などを「正確に・スピーディーに」解けるように練習しました。

② 基礎問題の反復演習(30分程度)

「速さ」「割合」「図形」「場合の数」など、頻出単元を中心に基礎問題を繰り返し演習。「解き方の型」を体で覚えるのがポイントです。

③ 応用への足がかり(週2〜3回)

基礎に余裕が出てきたら、塾のテキストや市販の応用問題集から「ちょっと難しい問題」にも挑戦。考える習慣づけを意識しました。

夏休みにおすすめの算数教材

ここからは、わが家で実際に役立った基礎固め用の算数教材を紹介します。

① 入試算数の基礎30(文英堂)

重要単元を30のテーマにしぼった問題集。1日1テーマでも進められるので、夏休みにピッタリ。見開き構成で取り組みやすいのもポイントです。

おすすめの子: 計算はできるけど、応用問題の入り口がつかめない子

得られる効果: 「単元ごとの型」が身につき、応用力への橋渡しになります。

② 下剋上算数【基礎編】(講談社)

名前のインパクトとは裏腹に、内容は丁寧な基礎固め。図解や補足が充実していて、親も一緒に取り組みやすい教材です。

おすすめの子: 塾に通っていない/つまずきが多くて不安な子

得られる効果: 苦手意識を払拭し、算数を“自分の力で解けた”という成功体験につなげやすいです。

③ 塾技100 算数(文英堂)

「技」として整理されているので、整理が苦手な子でも覚えやすい。復習にも使えるので、夏の終わりにもう一度使うのも◎。

おすすめの子: 一通り塾のカリキュラムを経験している中学年〜高学年

得られる効果: 頻出パターンの定着と、解法の“引き出し”を増やせます。

④ スタディサプリ(算数)

動画で「何をどう考えればよいか」をていねいに解説。図形や割合など、言葉だけではわかりにくい単元にも効果大です。

おすすめの子: 文字だけの解説が苦手な子/自宅で理解を深めたい子

得られる効果: 教科書や問題集だけではつかめない“考え方”が身につきます。

注意点:焦って難しい問題に手を出さない

夏は「とにかく先に進めなきゃ」と思いがちですが、焦って応用問題にばかり時間を割くと、逆に“基礎の穴”が広がることも。

「あれ?これ前にやったはずなのに…」となることが続くと、自信を失いかねません。大事なのは“反復”と“自信の積み上げ”です。

まとめ|算数の基礎が固まると、すべてがつながる

算数の基礎力は、秋以降に応用問題へ進んだときに「あ、これって前にやったあのパターンだ」とつながる感覚を生み出します。

この“つながる感覚”を得るためには、夏休み中の地道な積み重ねが欠かせません。ぜひ、お子さまのペースに合った教材を選び、無理のないスケジュールで進めてみてくださいね。

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