【中学受験】夏休みにやるべき社会の基礎学習!楽しく覚える家庭学習とおすすめ教材
社会といえば「とにかく覚えることが多い」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
わが家の息子も、社会だけはなかなか点数が伸びず、最後まで苦手意識を持っていました。
でも、夏休みにしっかりと基礎を固めたことで、少しずつ知識が積み重なり、秋以降の模試では安定して得点できるように。
この記事では、社会が苦手でも取り組める夏の学習法と、親子で使いやすかったおすすめ教材をご紹介します。
夏の社会学習|基礎力をつける3つのポイント
① 分野ごとに“つながり”を意識する
社会は「地理」「歴史」「公民」の3分野に分かれますが、それぞれの分野を単独で覚えようとすると混乱しやすいものです。
たとえば「地理」で学ぶ都道府県と、「歴史」で登場する場所や出来事が重なっていたり、公民で学ぶ制度が歴史的背景とつながっていたり…。
夏は余裕がある時期なので、単元を横断して“関連づけて覚える”ことを意識すると定着率が上がります。
② ビジュアルで覚える
白地図や歴史人物の肖像、資料集の図表など、目で見て覚える工夫がとても大切です。
理科と同じく、社会も「図で理解する」→「言葉で説明する」練習を重ねると力がつきます。
③ 生活と結びつけて実感を持つ
公民や地理の内容は、日常生活に深く関わるテーマが多いです。たとえば「選挙」や「気候・災害」「食品表示」などは、ニュースやスーパーでの買い物でも話題にできます。
家庭内でちょっとした会話のネタにしていくと、知識が自然に深まっていきます。
家庭で使ってよかった!社会の基礎教材
① できる子図鑑 社会(朝日新聞出版)
身近な話題から社会のテーマを楽しく学べる図鑑型教材。写真や図が豊富で、小学生でも飽きずに読めます。
おすすめの子: 活字が苦手/社会の内容がピンとこない
得られる効果: 「社会って面白い!」と感じられ、学習の入り口になります。
② サピックスメソッド 社会コアプラス
重要用語がぎゅっと詰まったコンパクト教材。知識のチェック用として非常に優秀です。1日10分でも積み重ねれば大きな差に。
おすすめの子: 短時間で効率よく暗記したい/夏に総復習したい
得られる効果: 頻出語句をしっかり覚えられ、記述にも強くなります。
③ でる順過去問 社会(旺文社)
頻出順で問題演習ができる良書。過去問といっても基礎レベルからスタートできるので、夏の段階でも十分使えます。
おすすめの子: 演習で知識を定着させたい/基礎〜標準レベルの演習をしたい
得られる効果: 問題パターンに慣れ、本番の得点力につながります。
④ 歴史漫画タイムワープシリーズ 通史編
「普通に面白い!」と息子もお気に入りだったシリーズ。
中学受験用としては『角川まんが学習シリーズ』『学研のひみつ』『まんが攻略BON!』なども人気です。
おすすめの子: 歴史が苦手/文字が苦手/物語形式で覚えたい
得られる効果: 歴史の流れがスムーズに理解でき、出来事をイメージしやすくなります。
社会が得意になると、成績の“安定感”が出る
社会は“暗記科目”と思われがちですが、知識のストックがそのまま得点に結びつくので、得意になると大きな武器になります。
特に夏休みは、基礎を身につける最大のチャンス。早めに基礎知識を固めておくと、秋からの演習にも余裕が出てきます。
まとめ|夏は社会の基礎を“つなげて覚える”時期
地理・歴史・公民の3分野はバラバラに見えて、実はつながっている部分も多くあります。
夏はこの“つながり”を意識して、ゆるやかに学習を進めることで、社会が面白く感じられるようになります。
焦らず、でもコツコツと。
社会は“やった分だけ結果が出る”教科なので、お子さんのペースでぜひ取り組んでみてください。