「公立高校に行きたい!」
ある日、息子が突然そう言い出しました。
理由を聞けば…「公立に行けばお金に余裕ができて、PC回りのガジェットが揃うかも」だそうです。

いやいや、進路の理由が“ゲーミング環境の整備”ってどういうこと(笑)。
でも本人は大真面目。
そこで私も本腰を入れて調べてみました。
結果、「私立中から高校受験」は可能。ただし“内部進学できるから大丈夫”と安心するのは危険で、学校ごとにルールが全然違うのです。
この記事では、その実態と親ができる準備をまとめます。
- 私立中から公立高校を受験する仕組みと、不合格になった場合の注意点
- 学校への伝え方・タイミングと、気まずくならない工夫
- 公立高校受験に向けて親が準備しておくべきこと(内申点・勉強・相談先)
私立中から公立高校って受験できるの?


結論、できます。ただし条件つき。
- 中高一貫校でも、外部受験を「許可制」としている学校が多い
- 出願した時点で内部進学資格を失う学校もある
- 中学までしかない私立校なら必ず高校受験
つまり「内部進学で保険がある」と思っていたら、実は“出願したら内部進学NG”なんて規程も存在します。
ここは必ずチェック!
不合格だったらどうなる?


多くの学校は内部進学が「原則」ですが、
- 外部受験をした時点で内部進学権を失う
- 外部受験するなら内部進学はできません
と明記している学校も。
実際、ある公立附属中は「他校を受けたら自校高への進学はできない」と公式に書いています。
つまり“不合格でも自動で内部進学OK”とは限らないんです。進路が宙に浮かないよう、学校規程の確認はマストです。
――外部の高校受験しても問題ありませんか?
回答:「外部受験は可能です。ただし、出願と同時に内部進学辞退届を提出していただきます。」
学校に伝えたら不利になる?
建前は「不利にはしません」。でも先生のスタンス次第で、空気が冷たくなるケースもあるとか…。



うちの息子の「公立ならガジェット揃う!」なんて理由をそのまま話したら、きっと担任は苦笑いするでしょう(笑)。
いつ伝えるのがベスト?
目安は 中3の1学期〜夏休み頃。遅くても秋までには相談を。
直前だと調査書や成績証明書が準備できず、学校に余計な負担をかけることになります。
「もっと早く言ってよ!」と思われないためにも、早めに動くのが吉です。
公立受験に向けて準備したいこと
公立受験は「入試の点数」だけでなく「内申点(通知表の成績)」も合否に直結します。
- 内申点を確認:私立中の評価は公立と基準が違う場合あり
- 公立用の勉強:基礎重視。教科書レベル+過去問演習を徹底
- 書類の準備:調査書や証明書は学校に依頼。期日を要確認
- 模試・塾の活用:公立向け模試や、地域密着型塾で実力チェック



我が家では「ガジェット代は内申点から出ると思え!」と息子に言い聞かせています(笑)。
どこに相談すればいい?
- 学校(担任・進路指導):書類は必須。ルール確認もここから。
- 塾:公立入試の傾向や願書の書き方に詳しい。
- 教育委員会:制度的な取り扱いは公式に確認を。
- 先輩保護者:同じ学校で受験した家庭の声は超リアル。
そもそも内申点ってなに?
通知表の成績を点数化したものです。
公立高校の合否は「内申点+当日の入試点数」で決まります。
テストの点だけでなく授業態度や提出物も含まれるので、「忘れ物ゼロ作戦」や「提出物きっちり」も立派な受験対策です。
……と、ここまで説明しておいて、我が家の場合、正直、息子はもう内申点を今から爆上げするのは難しそうです(笑)。
でも最近は「受験するにしてもしないにしても頑張りたい!」と自分からやる気を出しているので、親としては余計なことは言わずにそっと見守ることにしました。



やる気スイッチが入っただけでも、十分ありがたいことですね。
まとめ
- 私立中から公立高校受験は可能。ただし校則で禁止・制限されることもある
- 不合格でも内部進学できるとは限らない。出願で資格を失うケースもある
- 学校には中3春〜夏に伝えるのがベスト。直前はNG
- 公立受験は「内申点」と「基礎重視の勉強」がカギ
- 相談先は学校・塾・教育委員会・先輩保護者の4本柱
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