教育ローンは、カードローンやフリーローンに比べて低金利の商品が多く用意されています。
「入学金や学費に使うもの」という印象が強いかもしれませんが、実は借入先によっては塾代や寮費など、学生生活に必要な費用にも充てられる場合があります。

「学費だけじゃないのね!じゃあ、子どもを育てるための生活費や車の購入にも使えるの?」



教育ローンは借入先によって使える範囲が異なります。どこまで認められるかは銀行ごとに違うため、必ず「商品概要」を確認することをおすすめします。
この記事では、銀行で教育ローンを利用した場合にどんな使い道が認められているのか、また注意すべきポイントについて解説していきます。
- 教育ローンで実際に使える費用とは?
- 決められた用途以外に使ったらどうなる?
- 失敗しない!あなたに合った教育ローンの選び方
教育ローンは使い道が決められているって本当?


教育ローンは基本的に使い道が明確に決められており、生活費や買い物には充てられません。
多くの場合は「教育に関連する支出」に限定されています。
ただし、具体的な範囲は銀行によって少しずつ異なります。
※2025年現在の情報です。詳細は必ず各銀行の公式サイトでご確認ください。



ここでは実際の銀行商品を例に見ていきましょう!
【資金使途】
・教育費全般(習い事や自己啓発もOK)
【学費の支払方法】
・納付先へ銀行から振込(50万円までは自己支払いも可)
参照元:教育ローン | みずほ銀行
【資金使途】
・学校に納付する学費(募集要項等に明示してあるもの)
【学費の支払方法】
・利用者自身で納付(クレジット払いは対象外)
参照元:ネットDE教育ローン | 三菱UFJ銀行
【資金使途】
・大学へ納付する学納金
【学費の支払方法】
・銀行から直接振込
参照元:大学専用 楽天銀行教育ローン – 楽天銀行
【資金使途】
・学生生活にかかわる資金(塾や予備校もOK)
【学費の支払方法】
・利用者自身で納付(領収書などの提出が必要)
参照元:教育ローン |カードローン・各種ローン|イオン銀行
決められた用途以外に使ったらどうなる?
教育ローンを定められた用途以外に使った場合、銀行によってはペナルティが課されます。
- 全額返済を求められる
- 金利が加算される
ある銀行の例では、
- 領収書を提出しなかった場合
- 実際の支払金額が融資額より少なかった場合
⇒ ペナルティとして年5%の金利を加算、といった規定があります。



銀行ごとに内容は異なるため、不安な場合は必ず事前に確認しておきましょう。
教育ローンを安心して使うための選び方と確認ポイント


教育ローンは銀行によって使える範囲だけでなく、申込方法・借入可能額・融資までのスピードも違います。
だからこそ、自分に合った商品を選ぶには事前のチェックが欠かせません。
- 金利や返済期間をしっかり比較する
-
教育ローンは低金利ですが、銀行によって差があります。返済期間の長さによって総返済額も変わるため、年率だけでなく総返済額をシミュレーションして比較しましょう。
- 利用できる使い道を事前に確認する
-
「入学金・授業料はOKでも塾費用はNG」など、範囲は銀行ごとに異なります。商品概要で必ず確認し、請求書や領収証を提出できるよう準備しておきましょう。
- 融資までのスピードをチェックする
-
教育費は納付期限がシビアです。即日~数日で実行できる銀行もあれば、2~3週間かかる場合もあります。願書提出や入学金納付のタイミングに間に合うかが重要です。
- 自分に合った申込方法を選ぶ
-
ネット・郵送・窓口など申込方法はさまざまです。ネットなら24時間手続き可能、郵送は日数が必要、窓口は相談しながら進められるのが利点です。どの方法でも収入証明や資金使途を示す書類の提出は必須です。
ローン担当目線!審査をスムーズに進めるコツ


教育ローンの審査で「ここをこうしてくれたら早いのに…」と思う場面は意外と多いです。
実際の現場でよく感じるポイントをまとめました。
- 必要書類は最初からフルセットで提出する
-
収入証明、学校の請求書、本人確認書類など「あとから追加でください」となるケースが一番時間を取ります。
初回で揃えておくと確認が一度で済みます。 - 書類は最新のものを準備する
-
前年の源泉徴収票や古い在学証明を持ってくる方もいますが、審査では「直近の情報」が必要です。
日付が新しいものを用意すると無駄な差し戻しが減ります。 - 申込内容と書類の金額を一致させる
-
「学費120万円」と申込に書いてあるのに、請求書が100万円だった場合、確認作業が必須になります。
申込金額と書類金額を合わせておくとスムーズです。 - 連絡先はつながりやすい番号を記入する
-
審査中に銀行から問い合わせが入ることがあります。
つながらないとその分ストップするので、携帯番号など確実に連絡が取れる番号を記載しましょう。 ぽんままほかのローンにも共通するのですが、本人確認書類の不備も多いです。見切れていたり、光で反射していたり、変更事項の記載欄が提出されていなかったり…。
まとめ
- 教育ローンは生活費や買い物には使えず、多くが教育関連費用に限定されます。
- 使える範囲は銀行ごとに異なるため、必ず商品概要を確認することが大切です。
- 定められた用途以外に使うと、全額返済や金利加算などのペナルティを受ける可能性があります。
- 金利・返済期間・融資スピード・申込方法を比較し、自分に合った商品を選びましょう。
- 必要書類をフルセットで揃え、金額や情報を正確に記載すれば審査はスムーズに進みます。
次に読みたい


コメント