中学受験で通信教育を選ぶときのポイント
中学受験に向けて家庭学習を考えるとき、「通信教育」という選択肢はとても魅力的です。
塾に比べて費用が抑えられ、送り迎えも不要。自分のペースで学べるのも大きな利点です。
でも、いざ選ぼうとすると種類が多くて迷ってしまうもの。
我が家は中学受験に特化した塾には通わず、通信教育を活用して受験を乗り越えました。
今回は、人気の進研ゼミ小学講座とスタディサプリ小学講座を比較し、それぞれの特徴と我が家の選択理由をお伝えします。
通信教育が中学受験対策に向いている理由
通信教育は、家庭学習の時間を柔軟に組み立てられる点が魅力です。
特に共働き家庭や塾との併用を考えている場合、毎日決まった時間に授業を受ける必要がないため、生活リズムに合わせやすいのです。
塾との併用か家庭学習メインかの判断基準
塾に通う場合でも、授業のフォローや弱点補強として通信教育を取り入れる家庭は多いです。
一方、塾に通わず通信教育一本で受験対策をする場合は、カリキュラムの網羅性や学習の継続性がより重要になります。
続けやすさと費用のバランスの重要性
通信教育は月額料金が塾に比べて安くても、続けられなければ意味がありません。
お子さんが楽しんで取り組めるか、保護者がサポートしやすいかも選ぶ際の大切なポイントです。
進研ゼミ小学講座(中学受験講座)の特徴と評判
進研ゼミの中学受験講座は、紙教材と映像授業を組み合わせた学習スタイルが特徴です。
添削課題もあり、記述式の答案練習ができる点は大きな魅力。
基礎から応用まで段階的に学べるカリキュラムで、着実に力を伸ばすことができます。
カリキュラムと対応レベル
進研ゼミは、中堅校から難関校まで幅広く対応しています。
出題傾向に沿った演習問題や模試も用意されており、入試本番に近い練習が可能です。
添削指導や教材の充実度
提出した答案は赤ペン先生による添削が返ってきます。
自分では気づきにくい弱点も指摘してくれるので、答案力を高めるのに役立ちます。
利用者の口コミ
口コミでは「添削の解説が丁寧」「計画的に進めやすい」という声が多いです。
一方で、「教材がたまる」という意見もあり、管理は保護者の工夫が必要です。
スタディサプリ小学講座の特徴と評判
スタディサプリ小学講座は、実力派講師による映像授業が最大の魅力です。
自宅のパソコンやタブレットでいつでも視聴でき、繰り返し再生できるので理解が深まります。
料金は月額2,178円(税込)※2025年8月時点※ とリーズナブルで、コストパフォーマンスは抜群です。
講師の質と映像授業のわかりやすさ
中学受験専門塾の元講師など、指導経験豊富な先生が担当しており、板書や説明もわかりやすいと評判です。
難しい単元も噛み砕いた説明で理解しやすくなります。
料金とコストパフォーマンス
月額2,000円台で全教科受講可能という点は大きな魅力。
追加料金なしで何度も授業を見返せるため、学習量が多い受験生にはぴったりです。
利用者の口コミ
「部活や習い事と両立できる」「授業が楽しい」といった声が多く、特に自分のペースで勉強したい子に向いています。
ただし、自己管理が苦手な場合は親のフォローが必須です。
進研ゼミとスタディサプリの徹底比較
進研ゼミは添削や紙教材の充実度が魅力、スタディサプリは映像授業の質と低価格が強みです。
どちらも優れていますが、学習スタイルや性格によって向き不向きがあります。
学習スタイルの違い
紙で手を動かして覚えるタイプは進研ゼミ、映像で理解して演習は自分で進めたいタイプはスタディサプリがおすすめです。
サポート体制の違い
進研ゼミは添削や教材配布でサポート、スタディサプリは自由度が高く、自己管理型の学習になります。
費用と自由度
コストを抑えて柔軟に学びたいならスタディサプリ、手厚いサポートを受けたいなら進研ゼミが向いています。
我が家がスタディサプリを選んだ理由
息子は映像授業で理解を深め、自分のペースで進める学習が合っていました。
忙しい私にとっても、授業時間を合わせる必要がなく、家事や仕事の合間に学習を見守れるのが助かりました。何より、月額の安さは続けやすさにつながりました。
子どもの性格との相性
自分で学習を進めるのが得意な子には、スタディサプリの自由度は魅力的です。
息子も「わからないところだけ見直せるのが便利」と話していました。
家庭のスケジュールとの相性
夜遅く帰る日でも、授業時間を気にせず勉強できるため、親子の負担が減りました。
実際に使って感じたこと
最初は自己管理が心配でしたが、1週間ごとに進捗を確認する習慣をつけたことで、安定して続けられました。
まとめ|通信教育は子どもに合わせて選ぶのが正解
進研ゼミとスタディサプリ、それぞれに強みがあります。
どちらも試して最終的に、我が家はスタディサプリを選びましたが、家庭の状況やお子さんの性格に合わせて選ぶことが何より大切です。
まずは体験やお試しを活用し、親子に合った学び方を見つけてください。
-
進研ゼミは紙教材と添削指導が充実し、記述力を伸ばしたい受験生や手厚いサポートを求める家庭に向いています。
-
スタディサプリは月額2,000円台で映像授業が受け放題で、繰り返し視聴できるため理解を深めやすいのが特徴です。
-
学習スタイルは、紙で手を動かして覚えるなら進研ゼミ、映像で理解して自分で演習を進めるならスタディサプリがおすすめです。
-
自由度や費用の面ではスタディサプリ、計画性やサポート面では進研ゼミが優れており、家庭の状況に合わせて選ぶことが大切です。
-
我が家は映像授業の相性と費用面からスタディサプリを選び、スケジュールに合わせやすく続けやすい環境を整えることができました。
よくある質問とその回答
Q1. スタディサプリだけで中学受験対策はできますか?
スタディサプリは映像授業と豊富な演習問題が揃っており、基礎から応用まで幅広く学べます。ただし、志望校の出題傾向に沿った過去問演習や、記述問題の添削などは別途対策が必要な場合があります。家庭での補強を組み合わせるとより効果的です。
Q2. 進研ゼミの中学受験講座はどんな生徒に向いていますか?
進研ゼミは紙教材と添削指導が充実しており、計画的に学習を進めたいお子さんや、記述問題や作文の練習を重視したいご家庭に向いています。提出型の課題があるため、締め切りが学習ペースを作るきっかけになるのも特徴です。
Q3. 費用面ではどちらが安いですか?
スタディサプリは月額2,000円台で利用でき、受講できる教科数や授業回数を考えると非常にコストパフォーマンスが高いです。一方、進研ゼミはサポートや教材量が豊富な分、費用は高めですが、添削指導や教材の質を重視する家庭には納得感のある価格です。
Q4. 両方を併用するのはありですか?
併用は可能で、特に苦手科目だけスタディサプリで映像授業を取り入れ、他の科目は進研ゼミで計画的に進める方法もあります。ただし、両方を使う場合は教材が増えすぎて消化不良にならないよう、スケジュール管理が重要です。
Q5. スタディサプリと進研ゼミ、どちらを選べばいいか迷ったら?
まずはお子さんの学習スタイルとご家庭のサポート体制を見極めることが大切です。自分のペースで自由に学びたい場合はスタディサプリ、計画性と添削サポートを重視する場合は進研ゼミがおすすめです。体験利用や資料請求で比較するのも良い方法です。