【中学受験】場合の数・確率の勉強法|考える力を伸ばすおすすめ教材6選
場合の数・確率は中学受験の算数の中でも得点差がつきやすい単元です。「すべての場合を考える」「順序よく整理する」という力が必要で、感覚だけでは解けません。
この記事では、場合の数・確率の勉強法を具体的に解説し、おすすめ教材6選を紹介します。考える力を養い、安定した得点源に変えていきましょう。
場合の数・確率が苦手になる理由
- 条件を整理しながら考えるのが苦手
- 順列や組み合わせの考え方が曖昧
- 図や表を使って整理する習慣がない
この単元を克服するには、「考え方の型」を覚えることと、整理の仕方を練習することが重要です。
場合の数・確率の効果的な勉強法
1. 表・樹形図・線分図を使って整理する
場合の数は「順序よく考える」ことが基本です。表や樹形図で一つ一つのパターンを書き出す練習を重ねます。
2. 小さな問題から始めてパターン化を身につける
いきなり複雑な問題に挑むのではなく、2通り・3通りの簡単な問題から練習して、考え方のパターンを覚えます。
3. 確率は分数の扱いと「全体の数」を正しく把握
分母(全体の数)と分子(条件に合う数)をしっかり整理する練習が大切です。
おすすめ教材6選(特徴・使い方・効果)
① 中学入試 分野別集中レッスン 算数 場合の数
特徴: 場合の数に特化した集中レッスン型教材。基礎から難問まで段階的に学べます。
使い方: 1日1レッスンを目安に進め、できなかった問題は必ず解説を読んで理解。類題で同じ考え方を使えるか確認します。
効果: 考え方の型が自然と身につき、「どう整理すればよいか分からない」という状態がなくなります。
② 塾技100 算数
特徴: 場合の数・確率に必要な考え方を「技」として整理。整理の仕方や注意点が明確です。
使い方: 場合の数の章を重点的に取り組み、習得した技を実際の問題で使う練習をします。
効果: 技ごとに考え方が整理されるため、入試本番でも落ち着いて問題に取り組めます。
③ 自由自在 算数
特徴: 入試頻出パターンを幅広くカバーした参考書。解説が詳しく、家庭学習でも使いやすい構成です。
使い方: テーマごとに例題→類題を解き、1つの分野をまとめて定着させます。
効果: 考え方の流れを理解しながら演習できるため、苦手意識がなくなります。
④ スタディサプリ算数

特徴: 動画授業で整理の仕方やパターン化のコツを学べます。表や樹形図の書き方がわかりやすいです。
使い方: 苦手な単元の動画を視聴→練習問題を解く→間違えた問題を動画で復習、という流れを作ります。
効果: 整理の手順が理解でき、家庭学習でも自分で考えられるようになります。
⑤ すらすら解ける魔法ワザ 算数・合否を分ける120問
特徴: 場合の数を「ワザ」として整理し、解法パターンを覚えやすくしています。
使い方: ワザを1つずつ覚えたら、例題で使い方を確認し、類題でアウトプットを重ねます。
効果: 樹形図や表の書き方が身につき、複雑な問題でも整理して考えられるようになります。
⑥ ズバピタ算数 数の規則性・場合の数 新装版
特徴: 場合の数・規則性の出題パターンを絞って対策できる問題集。コンパクトで繰り返し学習向きです。
使い方: 1単元ずつ進め、できない問題は間隔をあけて2回・3回と繰り返し解きます。
効果: 繰り返し学習により考え方が定着し、得点力が安定します。
親の声かけ例
- 「全体と部分、どっちが大きいかな?」(割合の感覚を意識させる)
- 「線分図に数字を入れてみようか」(図を描く習慣を促す)
- 「1問ずつ確実に進めていこう」(焦りを抑える声かけ)
ハブ記事へのリンク
算数の他の単元別勉強法は、こちらの記事をご覧ください。
→ 【中学受験】算数が苦手なお子さん向け|単元別勉強法とおすすめ教材まとめ
まとめ
場合の数・確率を得意にするには、整理の仕方を覚えることが第一歩です。表や樹形図を活用しながら基礎から段階的に学び、十分な演習量を確保しましょう。
特化教材や映像授業を組み合わせて取り組めば、複雑な問題もスムーズに解けるようになります。
【算数】中学受験の教材
分野別集中レッスン算数・塾技・自由自在・スタディサプリ・魔法ワザ・ズバピタ算数の6つを組み合わせて、お子さんに合った勉強法を見つけましょう。